小型機:第5世代、第4.5世代、第4世代及び艦載機

小型機:第5世代、第4.5世代、第4世代及び艦載機 小型機

小型機を開発された世代や用途に分けてまとめています。

  • 第5世代は、いわゆるステルス機です。
  • 第4世代は、ステルス前の機体です。
  • 第4.5世代は、第4世代機を改修によりアビオニクスを一新するなどして第5世代に近づいた機体です。
  • 艦載機は、空母で運用される機体で、映画トップガンのように空母カタパルトで発艦する機体と、短距離離陸や垂直着陸可能な機体とがあります。

現在の小型機は、様々な任務に対応できるだけでなく、様々な情報をリンクし活用する情報システムの一部でもあるため。マルチロール機と呼ばれています。

スポンサーリンク

F-15EXイーグルII最新情報

F-15EXイーグルIIは、現役最強の戦闘機といわれるF-15Eストライクイーグルの後継機です。

F-15EXイーグルII:最強の戦闘機F-15イーグルの後継機
F-15イーグルは、初飛行からおよそ半世紀を経てのリニューアル(近代化)です。ちなみに航空自衛隊へのF-15初号機納入は1981年、すでに40年以上です。F-15EXイーグルIIについて、米国空軍とボーイング社のWebサイト情報から写真を使い説明します。

最新情報は、以下の記事をご参照ください。

F-15EXイーグルIIニュース:開発から現在まで
2021年2月の初飛行2023年7月現在、F-15EXイーグルIIは量産機による運用試験実施中です。米国空軍のWebサイトの情報から、F-15EXイーグルII開発の進捗状況をまとめています。
F-15EXイーグルIIの量産3号機(EX3)と4号機(EX4)エグリン基地に到着
2023年12月20日、F-15EXIIイーグルIIの量産3・4号機(EX3とEX4)がエグリン空軍基地に到着しました。胴体前部など最初の2機と違う部分もあります。EGLIN AIR FORCE BASEのWebサイトのニュースからF-15EXイーグルII3・4号機と開発方法などについて説明します。

F-15EXイーグルIIは、運用部隊への配備がはじまっています。

F-15EXイーグルIIの8号機(EX8)、ポートランド基地142nd Wingへ
2024年6月26日、ポートランド基地の142nd WingのWebサイトにF-15EXイーグルIIの量産8号機に関するNEWSが公開されました。ベテランのパイロットによるF-15EXIIイーグルIIの所感、今後のF-15EXに関する予定を含め説明します。

第5世代ステルス機

F-22ラプターはまさにステルス機であり、機体の飛行性能に加え戦域を支配する能力を持ちます。

F-35シリーズは、最新のアビオニクスを備えたステルス機なのですが、ステルス性よりも物量を重視したビーストモードによる運用もあり、まさにマルチロール機といえます。

新しい戦いを実現したF-22ラプター、次世代ステルス戦闘きとして標準的なF-35AライトイングII、短距離離陸/垂直着陸可能はF-35B、艦載機F-35C、そして世界初のステルス機F-117ナイトホークについてまとめています。

最新の第5世代ステルス機
第5世代は、ステルス機ともよばれるマルチロール機です。 上図の写真は、上側がF-35AライトニングII、下側がF-22ラプターです。 出典:USAF(米国空軍)のWebサイト<Home > News > Photos>からの画像 ステルス機...

第4世代マルチロール戦闘機

第4世代と第4.5世代の戦闘機を比べてみると、外観上の大きな変化はありませんが、中身は別物です。

第4.5世代機は、F-15EXイーグルIIアドバンストイーグルF-15QAの他、F-2支援戦闘機が該当するようです。

第4世代機は、F-15EストライクイーグルF-16ファイティング・ファルコンや近接航空支援機A-10サンダーボルトIIについてまとめています。

第4世代と第4.5世代のマルチロール機
第4世代戦闘機は、ステルス性こそ第5世代戦闘機よりは見劣りしますが、今でも現役で運用されている戦闘機です。 上図の写真は、右からA-10サンダーボルトII、F-15EXイーグルII、F-16ファイティング・ファルコン、F-15イーグルが2機...

艦載機(海軍機)

トップガンで有名なF-14トムキャットも、F/A-18スーパーホーネットも海軍の戦闘機(マルチロール機)です。

現在、艦載機は、ステルスで超音速のSTOVL機F-35BライトニングII空母カタパルト対応のF-35CライトニングIIに移行が進められています。空母カタパルト技術などを含めまとめています。

空母で運用される艦載機(海軍機)
艦載機は、米国海軍や海兵隊で運用されている機体です。 上図の写真は、空母Carl Vinson(CVN 70)とRonald Reagan(CVN 76)、左側に小さく見えているのがF-35CライトニングIIです。 出典:US NAVY(米...

映画トップガン2台目の主役機F/A-18スーパーホーネット、F/A-18スーパーホーネット・ファミリーの電子戦機EA-18Gグラウラーは、空母を中心に艦隊で運用されます。

訓練機

ステルス機や戦略爆撃機のパイロットもはじめはジェット機の初心者です。

訓練機も個性的です。

最新の訓練機T-7Aレッドホーク

T-7Aレッドホーク:戦闘機や戦略爆撃機パイロットの次世代訓練機
T-7Aレッドホーク(Red Hawk)はT-38Cタロン後継の次世代訓練機です。最新の戦闘機や戦略爆撃機を操縦するパイロットも、最初はシミュレータや練習機から訓練をはじめます。T-7Aレッドホークについて、米国空軍のWebサイトの情報を主に写真を使い説明します。

アグレッサーもこなすT-38タロン

T-38タロン:アグレッサーにも使われる双発の超音速ジェット練習機
T-38タロン(Talon)は双発の超音速ジェット練習機です。優れた設計、高い性能と安全性、メンテナンスを含む経済性にも優れ、アグレッサー(対抗部隊)などにも使われています。T-38タロンについて、米国空軍のWebサイトの情報を主に写真を使い説明します。

空母カタパルト発艦対応のT-45ゴスホーク

T-45ゴスホーク:艦載機パイロットの空母のカタパルト発艦対応訓練機
T-45ゴスホーク(Goshawk)は、艦載機パイロットの空母のカタパルト発艦に対応したジェット練習機です。 海軍の空母や海兵隊の強襲揚陸艦のパイロットが対象となります。T-45ゴスホークについて、米国海軍のWebサイトの情報を主に写真を使い説明します。

 


 

スポンサーリンク
デモチーム機

デモンストレーションチーム:最強のステルス機F-22ラプター

米国空軍には、機体毎のデモンストレーション・チームがあります。F-22ラプターは、高いステルス性、アフターバーナーなしでのスーパークルーズ(超音速巡航)、STOL(短距離離着陸)が可能最強のステルス機です。F-22ラプターのデモ飛行を写真で紹介します。
デモチーム機

ブルーエンジェルス:F/A-18スーパーホーネット

ブルーエンジェルス(Blue Angels)は、米国海軍と海兵隊のアクロバット飛行を行うデモンストレーション・チームです。使用している機体は、映画2代目トップガンの主役機であるF/A-18スーパーホーネット。ブルーエンジェルスについて、写真を使い説明します。
デモチーム機

サンダーバーズ:F-16ファイティング・ファルコン

サンダーバーズ(Thunderbirds)は、米国空軍のアクロバット飛行を行うデモンストレーション・チームです。使用機体は、戦闘機のベストセラーといわれるマルチロール戦闘機F-16ファイティング・ファルコンです。サンダーバーズについて写真を使い説明します。
電子戦機

EA-37Bコンパス・コール:ビジネスジェットベースの電子戦機

EA-37Bコンパス・コールは、Gulfstream社製G550をベースにした電子戦機です。EC-130Hコンパス・コールの後継機であり、2024年に初号機が米国空軍に納入されています。EA-37Bコンパス・コールについて、主に米国空軍のWeb情報と写真を使い説明します。
第4世代戦闘機

F-15SG:F-15Eストライクイーグルがベース機のF-15

F-15SGは、シンガポール共和国空軍のF-15イーグルです。F-15Eストライクイーグルをベースに、最新のアビオニクスなどを搭載しています。F-15SGについて米国空軍の写真を使い説明します。
最新の開発情報

F-15EXイーグルII:写真で見る量産試作1号機から8号機まで

F-15EXイーグルIIは2024年6月に運用部隊配備がはじまり、2024年7月にはKADENA AIR BASEへの配備計画のニュースが出ています。今後量産が進み目に触れる機会も増えてくるのではと楽しみです。F-15EXイーグルIIの量産試作1号機から8号機を写真で紹介します。
航空機の基礎知識

マニアックでもわかりやすい「かなりマニアックな飛行機豆知識」

はじめは航空機の写真を見るだけでしたが、航空機の仕組みや主翼や補助翼などにも興味をもちはじめました。「現役航空整備士が書いたかなりマニアックな飛行機豆知識」は、旅客機の構造などをイラストと読みやすい文章で説明されていたので紹介します。
比べてみよう

最新型というけれど違いが見えないF-15EXイーグルIIと従来機との違い

第4.5世代機F-15EXイーグルIIですが、これまでのF-15シリーズと見た目の違いはほとんど分かりません。しかし中身は、フライ・バイ・ワイヤに最新アビオニクスとまるで別物です。F-15EXイーグルIIとこれまでのF-15シリーズとの違いを説明します。
航空機の技術

ブロックとは何:F-16ファイティング・ファルコンのブロック70を例に

戦闘機界のベストセラーF-16ファイティングファルコンの最新型はブロック70/72です。 航空機は高額の開発予算と年月必要です。ブロックの考え方は、ハードウェアを動かすソフトウェアを含むシステム開発の方法です。F-16を例にブロック化について説明します。
最新の開発情報

F-15EXイーグルIIの8号機(EX8)、ポートランド基地142nd Wingへ

2024年6月26日、ポートランド基地の142nd WingのWebサイトにF-15EXイーグルIIの量産8号機に関するNEWSが公開されました。ベテランのパイロットによるF-15EXIIイーグルIIの所感、今後のF-15EXに関する予定を含め説明します。
スポンサーリンク
シェアする
はかせをフォローする
タイトルとURLをコピーしました