博士のテクニカルレポート

博士のテクニカルレポート 博士のテクレポ

航空機の最新技術や気になるスペックの比較記事などをまとめています。

最新の開発情報:F-15EXイーグルIIとB-21レイダー

F-15EXイーグルIIとB-21レイダーの最新情報は、以下のカテゴリにまとめています。

F-15EXイーグルIIやB-21レイダーの最新情報
F-15EXイーグルIIやB-21レイダーの最新情報を紹介します。 目次 最新情報:F-15EXイーグルII2024年7月:嘉手納基地のF-15C/Dの後継機にイーグルII配備2024年6月:運用部隊に初配備2023年12月:最新の開発情報...

シンプルだけど奥が深い疑問

最強の戦闘機ってなんだろう?

最強の戦闘機はF-15EXイーグルIIなのかF-22ラプターなのか?
「最強の戦闘機は何ですか?」仕様(数字)を比べても、天候はもちろんのこと相手も飛んでいますし運用(戦い方)も違います。F-22ラプター、F-15EXイーグルII、F-35AライトニングII、F-16ファイティング・ファルコンの4機を選び最強の戦闘機について考えます。

ステルスなのにこれもあり?

F-35AライトニングII:ステルスより物量による打撃力ビーストモード
F-35AライトニングIIは、ステルス機なのでミサイル等の武装はウェポンベイに格納します。ビーストモード(Beast Mode)とは、ステルス性よりも攻撃力(ミサイル等の物量)を重視した形態です。F-35AライトニングIIのビーストモードについて説明します。

比べてみよう

「最強の戦闘機は?」「飛行性能と機体形状の違いは?」「No.1は?」など、以下のカテゴリをご参照ください。

いろんな軍用機をくらべてみる
例えば、戦闘機の性能を比べる場合、強い、弱いといった主観的な比較や、主要諸元のような数値による比較などがあります。 また、同じ戦闘機を比較しようとしても、開発目的や時代背景などによっても主要諸元の優先順位が変わったり、新たな要求が加えられた...

隠れた最新技術や運用について

空母のカタパルト発艦

隠れた最先端技術、米国の航空母艦のカタパルトによる発艦
これからの空母艦載機がF-35ライトニングIIシリーズ、カタパルト運用可能なF-35Cと短距離離陸/垂直着陸可能なF-35Bです。カタパルトによる発艦とアレスティング・フックによる着艦及びカタパルトについて米国海軍のWebサイトの情報を主に写真で説明します。
空母のカタパルトによる発艦を高校物理の等加速度運動の式で計算する
空母のカタパルトは、約30トン(30,000kg)の艦載機を約100mで一気に加速させ射出します。パイロットにとっては2秒ほどで停止状態から空中に放り出されるイメージです。高校物理の等加速度運動をカタパルトに当てはめ加速度の計算について説明します。

輸送機C-130から主力戦車M1A2への給油

C-130Jスーパー・ハーキュリーズからM1A2エイブラムスへの給油訓練
輸送機は空中給油や物資等を輸送します。補給基地に運ぶ定期便のような場合だけでなく、地上部隊の近くに物資等を直接運ぶ場合もあります。米国空軍の輸送機C-130Jスーパー・ハーキュリーズから米国陸軍の主力戦車M1A2エイブラムスへの補給訓練を紹介します。

航空機の試験について

航空機の開発では、実機と同じ機体(試作機)を作り、機体が使われる(飛行する)環境下での対候性試験や、破壊試験などを含む構造試験などが行われます。

航空機のテスト
CAEによるシミュレーション技術の発展により、実機相当のシミュレーションが使われるようになっています。 第6世代のステルスで全翼機の戦略爆撃機B-21レイダーの開発では、デジタルツインとよばれる、シミュレーションで実機相当の機体を使った設計...

知っていると専門家気分になれるかもしれない知識

軍用機の型式番号(モデルナンバー)の命名規則

例外もありますが、主としてどの様な用途で開発されたのかが分かります。

軍用機の型式番号(モデルナンバー)の命名規則について
米国の軍用機の型式番号には、例えばF-22ラプターであれば、FはFighter(戦闘機)、22は22番目の戦闘機という意味がありますが、これらは命名規則で決まっています。例外なしというわけではないのですが、主な型式番号について説明します。

航空機の工学的知識も学ぶパイロットハンドブック

パイロットは操縦(機体の操作方法)以外にも様々な知識が必要だということがよく分かりました。

小型航空機の工学的知識の参考にFAAのパイロットハンドブック日本語版
米国では航空機は、身近にある乗り物です。航空機の基本的な構造や操縦について知る参考資料として、FAA(アメリカ連邦航空局)のパイロット・ハンドブックと、最新版ではありませんが国土交通省の日本語に訳された資料について説明しています。

試作機での試験データ取得に関すること

開発中の機体についている棒状のモノがノーズブーム、調べてみるとセンサーとしても奥が深いものでした。

ノーズブーム:試作機の速度などを計測する計測システム
ノーズ・ブーム(nose boom)とは、機体の速度、高度、温度を測定する計測システムです。C-5Mスーパーギャラクシー初号機、F-22ラプターの試作機であるYF-32、F-35の試作機であるX-35、F-35ライトニングII、B-21レイダーの写真を使い説明します。

ブログ運営の振り返り

2023年振り返りと2024年に向けて
このブログは、2023年7月に立ち上げました。おかげ様で見ている方も増えているようで励みになっています。やはり好きなことは続けられるようで、2024年もコツコツ調べ、記事にまとめ投稿していきたいと考えています。

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航空機の技術

ブロックとは何:F-16ファイティング・ファルコンのブロック70を例に

戦闘機界のベストセラーF-16ファイティングファルコンの最新型はブロック70/72です。 航空機は高額の開発予算と年月必要です。ブロックの考え方は、ハードウェアを動かすソフトウェアを含むシステム開発の方法です。F-16を例にブロック化について説明します。
最新の開発情報

F-15EXイーグルIIをKADENA AIR BASEのF-15C/D後継機とする配備計画

2024年7月3日、米国防総省のWebサイトにKADENA AIR BASEなどの戦術機に関する計画のニュースが公開されました。KADENA ABでは、F/15イーグルC/D老朽化に伴い、F-22ラプターなどでローテーションされていますが、後継機F-15EXイーグルIIについて説明します。
比べてみよう

比べてみよう:F-35AライトニングIIと艦載機F-35CライトニングIIの前脚

F-35AライトニングIIは空軍機で滑走路を使います。F-35Cは艦載機で空母カタパルトにより発艦、アレスティング・フックにより着艦します。使われ方も構造的にも大きく違うのに共通部分の両機について、機体や降着装置(前脚と主脚)の違いを説明します。
最新の開発情報

F-15EXイーグルIIの8号機(EX8)、ポートランド基地142nd Wingへ

2024年6月26日、ポートランド基地の142nd WingのWebサイトにF-15EXイーグルIIの量産8号機に関するNEWSが公開されました。ベテランのパイロットによるF-15EXIIイーグルIIの所感、今後のF-15EXに関する予定を含め説明します。
比べてみよう

比べてみよう:F-15EXイーグルIIとF/A-18スーパーホーネットの脚

F-15EXイーグルIIとF/A-18スーパーホーネットは、空軍と海軍、地上と艦上の違いがあります。F-15EXイーグルIIは、滑走路を使う空軍機、F/A-18スーパーホーネットは、空母艦載機です。両機の違いを、降着装置(前脚と主脚)に注目して写真を使い説明します。
最新の開発情報

B-21レイダー:飛行試験の新しい写真公開、開発は順調なようです

2024年5月22日、EDWARDS AIR FORCE BASE(米国空軍)のWEBサイトに開発中のB-21レイダーのニュースが公開されました。開発は順調に進んでいるようです。ニュースで公開された新たな写真を含め、2024年5月現在のB-21レイダーの開発状況を説明します。
航空機のテスト

F-15EXイーグルII音響試験:環境アセスメントに必要な音響データ収集

航空機は飛行時だけでなく離発着時にも大きな音(騒音)が発生します。騒音対策にはどの様な音が出ているかを知る必要があります。米国国防総省の騒音のベースラインを作成するために実施した、F-15EXイーグルIIによる音響試験について説明します。
航空機のテスト

T-7Aレッドホーク耐候性試験:極寒・酷暑に高湿度での機能確認

耐候性試験は、寒い気候だけでなく、高温、多湿などに条件下で、試験対象の機能が正常に発揮されるか、試験室に実機を持ち込み、極寒・酷暑・高湿度下で機能を確認します。航空機の耐候性試験試験について、次世代の訓練機T-7Aレッドホークを例に説明します。
航空機の技術

F-35BライトニングIIの冷たい空気のリフトファンと推力偏向ノズル

F-35BライトニングIIは、優れた空力性能と統合されたアビオニクスを備える次世代の第5世代ステルスな短距離離陸/垂直着陸(STOVL)機です。F-35Bの短距離離陸/垂直着陸(STOVL)を実現する、リフトファンと推力偏向ノズルについて説明します。
比べてみよう

比べてみよう:F-22ラプターとF-15Eイーグルのジェットエンジン

F-22ラプターはステルス機、F-15EXイーグルIIは第4.5世代戦闘機。求められる要求や仕様がそもそも違います、単純に比較するのは難しいと考えています。F-22ラプターとF-15ストライクイーグルに搭載されているエンジンについて、以下の項目で説明しました。
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