第6世代全翼機の戦略爆撃機B-21レイダー、2026年6月現在の開発状況

B-21レイダー 最新の開発情報
出典:USAF(米国空軍)のWebサイトからの画像(加工しています)

B-21レイダーは、全翼機のステルス戦略爆撃機B-2スピリットの後継機で、2027年の配備が予定されています。

B-21レイダーの開発では、開発試験の早い段階で運用試験との統合が行われています。

2026年6月現在のB-21レイダーの開発状況について、USAF(米国空軍)のWebサイトの情報から説明します。

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2026年6月、2人のB-21レイダー試験パイロット

2026年6月現在、2機のB-21レイダーは地上試験、タキシング、飛行試験を含む様々な飛行試験を実施しています。

下図は、試験中のB-21レイダーの写真です。

  • 写真はすでに公開されたもののようです。
B-21レイダー:飛行試験中

240117-F-HC101-5870 Operational Pilot Flies B-21 as Top General Pushes Urgency A B-21 Raider conducts flight tests, which includes ground testing, taxiing and flying operations, at Edwards Air Force Base, California, where it continues to make progress toward becoming the backbone of the U.S. Air Force bomber fleet. The B-21 will possess the range, access, and payload to penetrate the most highly contested threat environments and hold any target around the globe at risk. The B-21 program is on track to deliver aircraft in the mid-2020s to Ellsworth Air Force Base, South Dakota, which will be the first B-21 main operating base and location for the B-21 formal training unit. (U.S. Air Force photo)

図1 B-21レイダー:飛行試験中

出典:USAF(米国空軍)のWebサイト<Home > News > Photos>からの画像

2026年6月、運用試験のパイロット(operational test pilot)が、開発試験パイロット(developmental test pilot)と共にB-21レイダーの飛行試験を実施しました。

これは、開発試験に運用試験が統合されたことを意味しています。

これまでの試験において、これほど早い段階で、運用試験パイロットと開発試験パイロットが共に試験に参加することはありませんでした。

開発試験と運用試験の違いについて説明します。

開発試験とは

開発試験では、次のことを確認します。

  • 航空機が技術仕様を満たしていること
  • 安全に飛行すること

運用試験とは

運用試験は、開発試験がかなり進んだ段階で行われ、次のことを確認します。

  • 実戦部隊が自ら戦闘において有効(combat-effective)か、適している(suitable)か、生存性がある(survivable)かを判断すること

運用試験の統合

開発の早い段階から開発試験と運用試験を統合することは、飛行特性だけでなく戦闘(実戦)での有用性を評価できるようになるメリットがあります。

また、開発試験と運用試験の統合は、

  • 開発試験では合格した航空機が、運用試験(仮想的な実践)では使えないこと

を開発の早い段階で解決する助けとなります。

例として適切ではないかと思いますが、次のようなことを解決するイメージです。

  • 第5世代ステルス機では、F-22ラプターは最強だが、量(機数)を確保できない。このためF-35ライトニングIIが必要となった。
  • 第4世代戦闘機で言えば、F-15イーグルは最強だが、量(機数)を確保できない。戦闘機界のベストセラーF-16ファイティング・ファルコンが生まれた。

参考にした記事中の「目的を持った緊急性、意味のある緊急性(urgency with purpose, urgency with meaning)」が必要であるとの言葉は、民生品の開発においても重要です。

 

はかせ
はかせ

かつて、新製品の商品企画担当として、売れる製品を企画すること、出荷日を守ることを忘れないようにしていたことを思い出しました。

商品企画担当しては、使えない製品や売れない製品を開発しても意味がないと・・・。

参考リンク

この記事は、主に以下のWebサイトの情報をまとめています。

英文サイトを和訳していることと、私の理解した内容なので正確な情報は、以下の情報をご参照ください。

  • Operational pilot flies B-21 as top General pushes urgency
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まとめ

B-21レイダーは、全翼機のステルス戦略爆撃機B-2スピリットの後継機で、2027年の配備が予定されています。

B-21レイダーの開発では、開発試験の早い段階で運用試験との統合が行われています。

2026年6月現在のB-21レイダーの開発状況について、USAF(米国空軍)のWebサイトの情報から以下の項目で説明しました。

  • 2026年6月、2人のB-21レイダー試験パイロット
    • 開発試験とは
    • 運用試験とは
    • 運用試験の統合
  • 参考リンク
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